
【高齢者疑似体験】福祉の講師派遣事業を実施しました
講 師 : きたがわ整形外科医院 理学療法士 里﨑賢人さん
依頼者 : 富山市立広田小学校
参加人数 : 4年生 47名
◆講座の成果
総合的な学習の時間「みんながハッピー&スマイル」の学習で、さまざまな人たちの思いや立場を理解することをねらいとして、理学療法士の里﨑先生をお招きして高齢者疑似体験教室を行った。高齢者疑似体験では器具の付け方をひと通り教わったあと、なぜこの高齢者体験をするのかについて考えた。「高齢者は大変だ、年をとりたくない」と思うのではなく、高齢者の立場や目線が分かることで、自分ができることや自分はどうあるべきかについて知ることを目的としているという、里﨑先生のお話に子供たちはぐっと耳を傾けていた。器具を付けた後の感想では、「器具を付けてみて、お年寄りの方の視点や苦労がよく分かった」や「階段の上り下りだけでも、一人では歩きにくいことが分かった」など、体験で実感したことを語っていた。
子供たちの振り返りには、「すぐに手助けをするのではなく、相手のお年寄りの方が何をしてほしいのかをたずねることが大切だと初めて知った」や「手を差し伸べる位置や声かけも、相手の立場をいろいろと考えてしないといけないことも知った」、「自分がしてあげたいということと、相手がしてほしいことに違いがあることが分かった」など、お年寄りの方との関わり方を改めて知ったことが挙がった。理学療法士の里﨑先生からとても貴重な体験と講話をいただいた。
富山市立広田小学校 土井先生よりご報告いただきました
◆講座の様子